
京都のT様からツーリングピストのご注文をいただきました。チューブはタンゲプレステージで組み上げました。
当店では数少ないラグ組で、ヘッドラグだけステンレスです。
メッキだとメッキ後の後加工ができないので、ステンレスは自由度が確保されます。
ピスト車でツーリング?と思われる方が多いと思います。ピストといえば私のような60代世代は冬場のトレーニングに固定ギアを使いました。常にクランクを回すので下りでも体が冷えにくく、上りは意外と上りやすいのでした。
一度だけ紫波までの往復を試みましたが、帰りの蟇目でリタイアしました。残り20キロでした。苦しくも貴重な体験となりました。
しかしT様はいきなりしまなみまで往復400キロを走り切る快挙、凄すぎます。
レポートをいただきましたのでご紹介させていただきます。
「まず固定ギアで長い距離を走るということで、巡航速度、登りとギア比のバランス。
立ち上がりの反応、巡航地の安定感。
前に掛ける時のポジションからシッティングで流すポジション。
色んな物を一つのギア比でこなさなくてはいけないので、それぞれのバランスをどう両立されるのかが大きな課題でしたが、実に見事なジオメトリでした。
言葉はあれですが、
それなりに縦に踏める。
それなりに登りで踏ん張れる。
それでいて巡航時はしなやかに流れる様に進む。
固定ギア故にペダリングにのみ集中できるというメリットを最大限、長距離ライドに活かしたフレームだと感じました。
まだ組み上げたばかりなのでこれからも色々と発見はあるでしょうが、これだけの距離を踏み切れるポテンシャルと言うことが素晴らしいフレームだという何よりの証明です。
自分の事ではありますが、これまで組んで来た自転車の中で最も自分らしい1台に仕上がりました。
今回も本当にありがとうございます。
まだまだ自転車を好きになれそうです。
これからも宜しくお願い致します。」
こちらこそご贔屓いただきありがとうございます。
新しい遊びは発見も多いですが、試行錯誤での過程も楽しめて一度で二度美味しいかもしれません。
T様この度もありがとうございました。